喜びの一言 受賞作品

第35回大会受賞者喜びの一言

総務大臣賞


内山 裕美
東京学芸大学大学院二年
この度は「総務大臣賞」という大変名誉ある賞をいただき、心より感謝申し上げます。
私は現在、大学院に在籍しており、日本の書写書道教育史について学んでいます。以前、博物館の展示を見ていた際、戦国大名が送ったという書状を目にしました。その中には伝達事項だけの手紙ではなく、相手のことを想って感謝の気持ちを伝えたり、年賀状のように挨拶をしたりする手紙もありました。そこで年賀状は、一体いつ頃からあるのだろうという疑問を持ち、調べてみることにしました。
平安時代後期、藤原明衡がまとめた往来物(=往復の手紙の形式をとった当時の教科書)「雲州消息」には、年始の挨拶の文例が数編収められており、この頃には貴族階級の中には、離れた所にいる人への「年賀の書状」が広まっていたそうです。
江戸時代に入り、飛脚が誕生して武士階級だけでなく、庶民の中でも手紙を出す文化が広まりました。江戸時代の教育機関である寺子屋では「よみ・かき・そろばん」を学んでいましたが、その学習教材として主に往来物が用いられており、それを用いて手紙の書き方を習っていました。
本格的に年賀状が広まったのは明治4年の郵便制度開始、明治6年の郵便はがきの発行がきっかけとなり、明治20年頃には一般に定着したようです。
何百年ものあいだ存在する「相手に気持ちを伝える手紙」「新年の挨拶」の文化を現在私たちも受け継いでいると思うと、とても感慨深いです。コンピューターやインターネットが普及し、手書きをする機会が少なくなった今だからこそ、昔よりもより手書き文字から伝わる気持ちというのは大きいのではないかと感じています。今後も年賀状のような素敵な文化を大切にしていきたいです。
このような賞をいただくことが出来たのは、先生方の熱心な御指導と家族の支えがあったからだと心から感謝しています。この賞に恥じぬよう一層精進してまいります。本当にありがとうございました。

文 部 科 学 大 臣 賞


石館 実子
タックチャイルドクラブ年長
ようちえんで、せんせいが、「さとしくん、とうきょうのひょうしょうしきにいけるよ。いちばんになったよ。」ときいて、ぼくはうれしくて、うれしくて、はしりまわってしまいました。
あきに、はじめてひょうしょうしきにいったとき、とてもおおきなたいふうがきて、しんかんせんがとまるかもしれないときいて、ひょうしょうしきがはじまるまえに、かえらなければならなくて、とてもざんねんでした。だからぼくは、ふゆもいっしょうけんめいがんばってれんしゅうしてもういちどとうきょうにいきたいとおもいました。
ぼくは、ふゆやすみに、「おめでとう」「さとし」をなんかいも、なんかいもせんせいからならいました。
けいこせんせいから、じをかくたのしみを、たくさんおしえてもらって、ぼくはじをかくことがだいすきになりました。
「いつかせんせいのようなきれいなじがかけますように」とおもいながら、これからもれんしゅうします。

佐久間 凛
早稲田大学系属 早稲田実業学校初等部二年
 この度は、「文部科学大臣賞」という大変素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。受賞の知らせを聞いた時、よろこびの気もちでいっぱいになりました。「はがき」に書くのは初めてだったので、全体のバランスをとるのがむずかしかったです。でも、私は字のバランスを考えることが大好きなので、むずかしいほうが楽しく取り組めます。お清書が仕上がった時はすごくうれしかったです。
先日、「字には、人の心が表れます。」と教頭先生に教えていただきました。そして「美しい字が書けることは、すごい宝ものをもっていると思います。大切にしてね!」というメッセージをいただきました。私は先生からいただいた言葉を大切に、これからも美しい心を育てていき、その上で、きれいな字が書けるように、沢山練習をしたいと思います。がんばります。

藤倉 真央
東京都青梅市立第四小学校四年
 この度は、「文部科学大臣賞」という大変素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。目標にしていた賞が取れてとてもうれしいです。
今回の課題では、ひらがなでは「が」、漢字では「進」と「行」がむずかしかったです。「進」はしんにょうを、「行」はぎょうにんべんの一画と二画の方向と二画目の始まりの位置に気を付けました。一枚一枚、先生に教えていただいた事を思い出しながら丁ねいに書きました。そして最後まで集中して、あきらめずに作品を仕上げる事が出来ました。
丁ねいに指どうして下さった先生、いつも応えんしてくれた家族に感しゃしています。これからも、この気持ちを忘れずたくさん練習して、上手に書けるようになりたいです。そして毛筆でもこのようなすばらしい賞をいただけるようがんばりたいと思います。

出口 結子
東京都青梅市立第三小学校六年
 この度は、「文部科学大臣賞」という大変名誉ある賞を頂き、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
今回この作品を仕上げるにあたり大変だったことは、書き初め大会の練習が重なり思うように書けなかったことです。朝から夜まで大会の練習に行き、帰ってからの空き時間で毎日少しずつ作品を書いていきました。また、この大会の用紙ははがきと同じ白紙なので、「官製はがき」で書きました。罫線もなく白紙なので、文字を真っ直ぐ書くことに苦戦し、何度も注意されました。書く前にお手本をよく観察して、自分の作品を比べ、改善するよう努力しました。
最後になりましたが、いつも丁寧に教えてくれる先生、常に応援してくれる家族や周りの方、大会審査の関係者の先生方、本当にありがとうございました。これからもこの賞に恥じぬよう、努力して成長していきたいと思います。

川上 菜
大町市立仁科台中学校三年
 この度は、文部科学大臣賞という大変名誉ある賞を頂き、感謝の気持ちで一杯です。
今年は、高校受験を控えた中での出品となりました。中学一年生の時に小筆の作品を出品したのですが、最後まで納得のいく作品に仕上げることができず、悔しい思いをしたので、少しでも苦手意識を克服するためにも再チャレンジしました。しかし、受験勉強で忙しい日々の中で、練習時間を確保することは難しかったですが、悔いが残らないように練習時間を作りました。また、少しでも小筆に慣れるために、お世話になっている方や友達への年賀状も小筆を使って書くようにしました。すると年賀状を送った友達から「筆字でもらった年賀状が嬉しくて、家族全員に自慢して見せたよ。」と言ってもらい、送った私も嬉しくなりました。そんな気持ちにさせてくれる「手書き文字」は、人と人のつながりを深めてくれるものだと感じました。
このような素晴らしい賞を頂くことができたのは、いつも熱心にご指導してくださる先生、支えてくれる家族のおかげです。これからも感謝の気持ちを忘れず、日々精進していきたいと思います。

三輪絵理花
栃木県立大田原女子高等学校三年
 この度は、「文部科学大臣賞」と言う素晴らしい賞を頂き、心より感謝申し上げます。高校生最後の大会でこのような名誉ある賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。
今回の作品づくりにあたって気を付けたことは、文字の大きさや行間、連綿線の運び方などです。最初は筆先をうまく使うことができず、納得のいく作品が書けませんでした。しかし、枚数を重ねていくうちに徐々に上達していき、自分の思うような文字を書けるようになりました。さらに、私は集中すると作品全体が見えなくなってしまうことがあるため、余白やバランスが綺麗に見えるように意識して練習に励みました。
近年では、年賀状のやり取りをすることが少なくなってきました。しかし、私は「年賀はがきコンクール」の練習をすることで、手書き文字の素晴らしさを実感することができています。
審査にあたられた先生方、大会関係者の皆様、そしてご指導して下さいました先生、本当にありがとうございました。

特別名誉大賞


別所 優月
中野区立平和の森小学校三年
 この度は、「特別名誉大賞」をいただきありがとうございます。
わたしは、少し前から教育実習として、小さな子に字を教えることを始めました。最初はうまく伝えられるか不安でしたが、それが伝えられて上手にその子が字を書けると、とてもうれしい気持ちになりました。
また、教えていると自分だけではふだん気づかないことにも気づきます。それがもう一度私の勉強になり、「教えるということは、自分が学ぶこと」だと知りました。
いつかその小さな子が賞をいただけるようになったら、本当にうれしいです。
今回の年賀はがきの練習では、途中から書くことがすごく楽しくなって、夢中で取り組みました。一年の始まり、今年も小さな一つ一つをつみ重ねて、悩むことがあってもその山をこえられるようにがんばりたいと思います。
審査をして下さった先生方、いつも分かりやすく教えてくれるお教室の先生、はげまし合いながら一緒にがんばる仲間たちに感しゃしています。本当にありがとうございました。

福田紗七海
神戸市立なぎさ小学校五年
 私は、お正月に、書初め大会に出場し、今年は、自分の中で満足のいく作品を書きあげることが出来、気持ちの良いスタートを切ることが出来ました。東京から神戸に戻り、「年賀はがきコンクール」のしめきりまで大変短い間でしたが、書初め大会の良いイメージを持っておけいこを始めることが出来たので、とても集中して作品仕上げに取り組むことが出来たと思います。
今年の課題の中の漢字は、過去の大会でも何度か書いてきた漢字でしたが、もう一度、字典で調べなおし「とめ、はね、はらい、余白」などを、先生と一緒に一画一画、確認しました。何枚も何枚もくり返し書いて、手が疲れてきたころ、先生が「さなみちゃんなら、もっと書けるよ。」と声をかけて下さいました。私は、「よし!がんばろう。」と気合を入れなおしました。最後、納得のいく作品を仕上げることが出来、あきらめずに努力した結果、素晴らしい賞に選んでいただき、大変うれしかったです。
私にとって大会に取り組むということは、今までくりかえしおけいこした内容や思いをすべてぶつけることで、自分を成長させることが出来る良いチャンスであると思います。これからも、大会や検定など練習を大切に努力していきたいと思います。

嶋田 愛沙
東京都青梅市 一般
 この度は、「特別名誉大賞」という素晴らしい賞を受賞でき、感謝の気持ちで一杯です。私は、二年前から動物病院に勤務しており、学生の頃のように長時間の練習は難しくなりましたが、趣味の一環として書写書道を継続して参りました。今回、このような名誉ある賞をいただけたことで、私自身のモチベーションにも繋がりました。
毎年、友人に年賀状を手書きで書いていましたが、今年は真っさらな「はがき」に筆で通して書くことに挑戦しました。既製はがきに書くよりも、真っ白な紙に一から書く方が、気持ちも伝わりやすく、相手にも喜んでいただけて、新年を迎えたことを一緒に喜べたような気がしました。
近年、年賀状を送る方が減少傾向にあるとニュースで拝見しました。それに伴い、はがきを発行する枚数も減っているそうです。日本の年賀状を送るという素敵な文化が徐々に薄れてしまうのではないかと悲しく感じております。このコンクールを通じて、全国の方々に「手書き文字」で年賀状を送り合う、心温まる日本の伝統文化を見つめ直してもらいたいと思います。

学年優勝杯


橋本 依昌
神戸大学付属幼稚園年中
 わたしは、はがきにじをかくのは、はじめてでした。せんがないのでうまくかけませんでした。でも、せんせいになんどもおしえてもらいながられんしゅうをしました。はじめはかけなかったじも、すこしずつじょうずにかけるようになってきました。いちばんむずかしかったじは、「ひ」です。ふっくらとかくれんしゅうをなんどもしました。れんしゅうは、たいへんだったけど、すばらしいしょうをいただけて、うれしいです。
ありがとうございました。この度は、すばらしい賞に選んで頂き誠にありがとうございました。娘にとっては三度目のコンクールで、都度、新しい課題に取り組む際には、始めは上手く書けず、時には悔し涙を流している事もあります。しかしながら、練習の度に上手になっていく成果を娘自身が喜びとして感じている姿に、親として成長を感じております。文字の練習を通しこれからも自分への成長に繋げてもらいたいです。
(母親より)

田中 彩愛
京都市立常盤野小学校一年
 こんかいも、わたしのさくひんをえらんでくれて、ありがとうございます。
きょねんもしょうをもらえたので、ことしもしょうをとれたらいいねと、おかあさんとはなしながら、おけいこをがんばりました。
おてほんの「おめでとう」のなかの「お」と「う」がなかなかうまくかけずに、なんどもなんどもれんしゅうしました。
さいしょは字の大きさもバラバラで、まっすぐにかけずにななめになっていたけど、さいごにはきれいにまっすぐかけるようになりました。
おとうさんは、「しょうがとれたこともすごいけど、そこまでがんばってれんしゅうできたことが一ばんすごいよ」といってくれてうれしかったです。
きれいに字がかけるようにずっとおしえてくれた「いかいせんせい」、「ふくながせんせい」、「まいしせんせい」に、とてもかんしゃしています。これからもがんばってれんしゅうします。

佐々木和花
館林市立第四中学校一年
 この度は、「学年優勝杯」という大変名誉ある賞を頂き、喜びと驚きと感謝でいっぱいです。
今回の課題では、文字の大きさ、太さの強弱を意識して練習しました。行書になり、次の画や字をつなげて書くのですが、手がふるえてしまったり、つなげるところがうまくいきませんでした。さらに、鉛筆から筆に変わって文字の太さの強弱にとても苦労しました。教室での清書のとき、紙をよごしてしまったり、はらいなどが思うように書けず、なかなか納得のいく作品が仕上がりませんでした。私は、あきらめてしまうところがあり、今までは途中であきらめてしまっていましたが、先生方のご指導のもと、最後まであきらめずに作品を仕上げることが出来ました。
これからも、この賞に恥じぬよう、先生方の話をしっかり聞いて、あきらめずに日々努力していきたいと思います。本当にありがとうございました。

虻川 幸華
青梅市立霞台中学校二年
 この度は、「学年優勝杯」と言う大変名誉ある賞を頂き、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
私は昨年の秋から普段の練習の中で「硬筆行書検定」に重点をおき、練習を重ねてきました。毎週のように家で練習し、先生に課題を見て頂きました。その練習を通して、私は一文字一文字を見るだけでなく、課題全体のバランスを考えながら書くことを学びました。年賀はがきにはマスがなく、文字の中心をとることや漢字と平仮名の大きさのバランスをとることが難しかったです。けれど、普段の練習で培ったことを今回の作品づくりにいかすことができました。
今回、このような名誉ある賞を頂けたのは、いつも熱心に指導して下さる先生方、そして成長を刺激し合える教室の仲間がいるおかげです。ありがとうございました。

平林 遥
長野県立松本深志高等学校一年
 この度は、「学年優勝杯」という大変名誉ある賞を頂き、本当にありがとうございました。
先生からの受賞の知らせは、高校のスキー合宿の宿泊先で聞きました。思ってもいないことだったので驚きが大きかったですが、徐々に喜びが込み上げてきました。
私は小学二年生の時からこの「年賀はがきコンクール」に出品しています。ひらがなが多く文字数も少なかった課題から学年が上がるにつれて難しくなっていったのを思い出します。昨年からは小筆を使った作品に挑戦しています。作品作りには、筆ならではの線の流れを意識し、美しい流れの中にも迫力を感じられる作品になるように心がけました。私は、「年賀はがきコンクール」の作品に取り組む時には必ず、受け取った人の顔を思い浮かべながら作品を仕上げるようにしています。
最近では新年の挨拶を年賀状ではなくメールやラインで済ませてしまう人が増えてきていますが、心の込もった手書きの年賀状は受け取った人が笑顔になってくれると私は思います。そして、美しい文字が書けるということは私の大きな財産になると実感しています。
これからもこの賞を励みに勉強と書写、そして部活を両立させながら、さらに精進して参ります。

小西優多郎
灘高等学校二年
 目的地にたどり着いた時に見られる景色はどのようなものでしょうか。まだまだ書の世界について学ぶことがあるので、つまり自分は道の途中に立っているわけですが、それでも今まで歩んできた道程を振り返るとそこにある景色にもしみじみと感じ入るものがあります。
「もっと書きたい」という単純な、そして強い思いに突き動かされて長い間直向きに書き続けてきました。この思いは歳月とともに増大していき、今回の大会では一段と大きくなったこの思いを胸に練習し作品を仕上げたので、受賞の知らせを聞いた時の喜びは格別なものでした。
今まで書写の技術だけでなく、その奥深い世界の魅力までも伝えて下さった敬子先生、そして審査をしてくださった先生方、大会関係者の皆様に心より感謝申し上げます。これからも今まで学んできたことを糧に、さらに良い景色が見られるよう一歩一歩前進していきたいと思います。