審査講評

審査委員長

一般社団法人 全国書写書道教育振興会 

会長 柳下昭夫

ひらがな・かきかたコンクールで豊かな学力を身につけよう

全国ひらがな・かきかたコンクールも29回となり、出品点数も増え、北は北海道から南は沖縄、それに海外で学ぶ方々から応募があり、文字通り、全国コンクールとして、質、量とも充実したコンクールになりました。これも、皆様のご理解、ご協力のおかげと、心より感謝申し上げます。
ご存知のように新しい学習指導要領が告示され、平成30年4月の幼稚園教育要領の施行から、順次、小学校、中学校……と、新しい学習指導要領が施行されます。
これからの教育では、特に深い学びの力、考えたことをまとめ表現する力などに重きがおかれ、学力検査や、入学試験も○×式の解答から記述式の解答を求める問題が多くなろうとしています。
正しく整った読みやすいきれいなひらがなが速く書けるようにしておくことは、学びの力を高め、学習を豊かにし、それがまた、学力検査や入学試験で、よい成績をあげるもとにもなります。
ひらがなは字形も単純で美しく速く書けるようになっています。特に、上から下へと書く線が多く、ほとんど終筆ははらいになっています。新しい学習指導要領の書写の指導では、特に運筆になれることを重視しています。ひらがなをきれいに速く書けるようにするポイントはこの運筆に習熟することにあります。用具の使い方になれ、筆圧のかけ方、運筆のリズムに気をつけ、正しく整った読みやすく美しいひらがなを速く書けるようにしておくことは、すべての学力の基礎なのです。このコンクールで学んだひらがなを書く力は、みなさんの学力を一生支えてくれる大事な機会となっていただきたいと願っています。