結果報告(学生展)

第44回 全国学生書写書道展

当法人では、文部科学省の学習指導要領に基づいた書写教育の普及に寄与することを目的とし、年間5つの全国コンクールおよび展覧会を開催致しております。 「全国学生書写書道展」は、学生の皆さんが夏休みの期間に練習を重ねた最上の毛筆書写書道の作品を出品いただく全国展です。作品締切に集まった応募作品は、中央審査委員の先生方により、厳正かつ公平な審査が行なわれ、各賞が決定いたしました。 審査委員の先生方および特別賞受賞者のコメント・作品掲載は下記よりご覧ください。ネット展は現在開催中です。

表現力を高め情緒を深める書の力を


中央審査委員長 (一社)全国書写書道教育振興会
会長  栁下 昭夫

全国各地で開催される席書決勝大会という他に類を見ない全国学生書写書道展も、今回は、新型コロナウイルスの感染拡大という予想もしなかった異常事態に、公募作品のみの書写書道展となってしまったことは残念ですが、公募作品が前回よりも多くなったことは、ひとつの救いでもございます。参加されたみなさん、指導にあたられた先生方も戸惑いをお感じになったことと思いますが、異常事態にも適切に対処し、ご支援、ご協力をいただき、立派な書写書道展にできましたことを、心より感謝いたします。
幼児から小、中学生の作品も、筆づかいに習熟し、のびのある線質、整った字形、気力のこめられた作品が上位に選ばれたことは嬉しいかぎりです。しかし、ひらがなの結びやおりかえしの筆づかいで、一筆で筆を運んで書くところを、何回か筆を置きかえて書いているように見える作品もありました。結びやおりかえしの筆づかいには特に気をつけて書いてほしいと思います。毛筆で大きく文字を書くことは、はねやはらいの筆づかい、点画の長短や組み立てなど、字形のバランスにも気をつけ、文字を正確に覚えるうえでとても大切なことです。正しく整った文字は、書いた人の気持ちまで伝わり、読む人の心にしみます。高校生の作品になると、墨の濃淡、行の整え方、余白の生かし方や紙面への収め方が大きく表現に関係します。
この書写書道展には、「松尾芭蕉記念賞」という、他に類を見ない賞もあります。毛筆作品は、ただ、文字を書けばよいというだけでなく、書くことばの意味を考え、イメージをひろげ、内容を深く味わいながら、作品をまとめて書写してほしいと願っています。文字を正しく整えて書く力とともに、ことばを豊かにし細やかな情緒を育てていただき、この書写書道展がみなさんの生きる力になってほしいと思います。

 
自学自習の力作、書法を超えた挑戦作品は素晴らしい

一般社団法人 全国書写書道教育振興会学術顧問
毎日書道会書教育顧問
加藤 達成

革新オンライン審査会第四十四回本展にご入賞の皆さん、おめでとう。
令和の危機、「新型コロナウィルス禍」の世上は、学校休業、私塾休室となり、新しい様式の教育再開となりました。児童・生徒・学生は、分散登校、オンライン学習等の教育機器による、長期の自宅学習、自己実現の継続、苦難の中での出品作品の研鑽と情熱に燃えた出品者全員に敬意を表します。
本大会は、審査会員の安全・安心を確保の為、代表理事吉田真氏、理事各位の熟慮の処置、IT機器を使用した「ソフト開発」などの施工方法は誠に適切な運営であったと感服いたしました。
私は、本大会最終審査、優秀候補の実物作品、高等学校、大学両部の作品審査を担当しました。日時場所は、三密、安全の配慮にもとづき、自宅の書道教室、十月上旬に、全書会副会長吉田享子先生、本部職員齊藤由絵氏、同河口真衣氏の監理の元で約2時間を費して審査を行いました。
◇ 高等学校の部
実物作品は各学年とも、本会提示の参考課題
A 漢詩「志気之帥也」
B 俳句「五月雨を集めて早し 最上川」
の半切作品、各学年上位3品を鑑別、九点の実作は、高等学校学習指導要領、書道各科目、表現の指導事項、全般に亘り習熟、高校生に相応しい躍動美、清純性に富んだ力作ぞろいで甲乙つけ難いすぐれた作品群でありました。特質すべき表現は、一幅の縦書に、変化に富む構成美と、文意を個性化した自由闊達な表白に感銘を覚え、さらに偏に自粛、家庭学習による自己実現の成果の大輪が咲いた作品、厳正の中で序列を判定しました。
十一月十三日は、芭蕉祭だなと、俳聖を懐う。
◇ 大学の部
全国の大学では、オンライン授業による教授法が展開されています。ソーシャルディスタンス(social distance)による部活が定着。書道作品が創作されています。書道専門課程、部活、特技趣味等の競演の場である本会の出品上位作品は、流石に素晴らしい力作で、精熟された実作でありました。
作品分野(表現)は臨書、創作に大別され、創意工夫と未来性に富んだ、巧妙な域に達した優秀作品群で、特質すべき事項は
A 臨書 (一)漢字法帖が古典より近代に移り、明・清両紀に亘る斬新な書風の名筆
(二)仮名の法帖、独自性の強線に着目した個性美の書風
B 創作 基本的技法の上に、個性美、自在美を強調、多変、生氣の表白。
A・B共に、自己開発探求を目指した力作、大学の部は、過去に例のない、張瑞図(飲中八仙歌)針切(重之の子の僧の集)の課題作品は逸品でありました。
最終審査の任に当る重責に終涯をかけ、果した成熟感は、名誉と喜悦の翁であります。

審査を終えて

前文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官
加藤 泰弘

第44回全国学生書写書道展に力作を出品されました皆様、ありがとうございます。また、受賞された皆さん、心からお祝いを申し上げます。今年は、コロナウイルスの流行により、あらゆる場面でデジタル化の遅れが指摘されましたが、一方で、人と人が直接会って、ふれあうことの価値や意味を再認識させられました。
文字を書くことは、筆と紙の「ふれあい」です。紙面のどのような場所に、どう書けば良いかを考えながら、そーっと始筆し、筆と紙がふれあいながら送筆し、やがて終筆します。そして、その終筆は、次の点画の始筆に向かう出発点でもあります。この、連続する運動によって、文字が形作られます。
審査にあたっては、字形や配列の確かさにも注意しながら、特に今回は「運筆」に着目し、皆さんが書いた作品の一点一画を、丁寧になぞるように見ました。そうすると、皆さんの書いている姿がまざまざと浮かんできました。出品された作品が、日頃の練習の成果から生み出された渾身の一作であると感じ取れました。どの作品もレベルが極めて高く優劣を付けられないほどでした。
今回、本書道展に出品することで、皆さんの文字を正しく整えて書く書写力、書道の表現の能力が高められてと思います。幼稚園、小・中学生までの皆さんはその確かな書写力を普段の学びや生活に生かしてください。高校生以上の皆さんは、毛筆文化の価値を考え、それを社会に広げてほしいと思います。

手書き文字を機器を使って審査する

元東京都中学校書写研究会会長 浅井 幸夫

コロナ禍の中応募入賞された皆様おめでとうございます。
混沌とする中で墨を磨り、筆を取り、文字を書くという行為もできいにもかかわらず、勇気を持って継続公募された方、席書が中止になり断念せざるを得なかった方と二分されるようになってしまった事態が一日も早くし、平常に戻る日を期待しましょう。
審査方法も今回は特別で、パソコンを通じてのオンライン。アナログ世代の審査員の私にとっては大仕事でした。手書き文字を機器を使って審査する。一見矛盾するような事態に思わず苦笑。若い皆さんにとっては、日常的にスマホを使い熟し、相手の都合も考えず一方的に連絡して来る電話を避け、ラインを通じて伝達し意志の疎通を計るようなエチケットが、知らず知らずの中に身に着くのは非常に良い事だと思います。私達はそんな事まで意識して行動しているわけではありませんが外国の人にとっては日本人の奥床しい行為と受け止められる一面もあるように感じます。
言葉づかいも簡略化したり、誤用と思われる使い方も誤用と思わない人が増えています。時代と共に言葉が変化するのはごく当り前のことで、古い人間がそれをなに拒み続けると、時代遅れと言われそうです。
とにかく急速に変化する時代の流れる中で取り残されぬ様努力(若い人の声「そんなもの努力のうちに入らないよ」)しないと生きていけそうもありません。そろそろ年貢の納め時かな? この言葉も死語になりつつあるのかな? まあ古い物(者)と新しい物(者)がうまく融合しながら推移していくことでしょう。

「審査にあたって」

女子美術大学講師
加藤 泰玄

第四十四回「全国学生書写書道展」に入賞された皆さん、おめでとうございます。今回は新型コロナウィルス感染症の影響で全国的に書道活動が減退し、不安に駆られる毎日が続きました。しかし全国書写書道教育振興会の吉田代表をはじめ、副会長の琴泉先生や会の方々の強い熱意と尽力により、今年度の書道展が開催されたことを大変嬉しく思います。また独自開発による審査アプリを使用して、ネットによるオンライン審査会を実行されたことも、時代の先端を行く素晴らしい試みだと感心いたしました。現代の通信技術とアイデアを余すことなく駆使していくマネジメントは、これからの新しい書教育のスタイルを築いていくものと確信するものであります。
さて今回の審査方法は各項目ごとに細部に渡って審査基準が設けられており、それに基づいて慎重かつ厳正に行われました。
高校・大学での毛筆の上位作品は、字形・線質・布置・章法などが一貫して充実しており、臨書作品では古典の書風が的確に表現され、創作では全体の構成・変化と調和が見事に融和し、芸術性の高さと技法の熟成を感じました。
いずれにしても甲乙付け難い審査状況で、平生のお手本に対する観察力や分析力が卓越していた結果と思います。これからも硬筆・毛筆ともに一層の錬磨と益々の向上を期待します。
 
本大会開催にあたり

一般社団法人 全国書写書道教育振興会副会長
日本書写書道検定委員会会長
吉田 享子

入賞者された皆様、おめでとうございます。本年は新型コロナウイルスの対応の中での出品となり、それぞれの皆さんがご苦労なさったことと思います。1枚1枚の地道な努力が、立派に実を結ばれました。
本年の全国学生書写書道展は、コロナ禍真っ只中での開催となりました。この状況を踏まえて、開催するのか来年度に見送るのかは大きな課題でした。熟考を重ねた上で、三密を避けられない席書大会の開催について、本回は中止とすることとなりました。席書会場を確保してくださっている先生方には、大変なお手間を取らせてしまいましたがスムーズな対応に心より感謝申し上げます。
コロナによって日常を奪われてしまった子供達の異変がニュースなどで報道される中、公募大会の開催はなんとかできないかと検討が始まりましたが、今度は審査していただく先生方の安全確保が課題となりました。こうした全ての課題をクリアにして開催するにあたり審査には全書会独自のシステムを開発して行うことで、公募大会を行うこととなりました。
開発にあたっては、本大会の後援団体である日本パソコン能力検定委員会の皆様にご協力いただきました。システムの構築はもとより、実際の作品と審査アプリ上の作品とがほとんど変わりなく表示することには、多くの時間と工夫をかけていただき大変な労力をかけていただき、公募大会の開催に至りました。
今回の審査の特徴としては、先生方にじっくりと1つ1つの作品を見ていただくことができ、さらに拡大してみていだだくこともできるようになり、筆の運び方やなぞってしまったところなどがよくわかるようになりました。中央審査にあたっていただいた先生方には、本当に丁寧に作品を見ていただき評価していただけましたこと、心より感謝申し上げます。
また、最終審査では柳下会長・加藤学術顧問に実際の作品を時間をかけてみて見ていただき、特別賞が決定確認をしていただきました。
コロナ禍の中で出品していただきました皆様、開催に尽力してくださった皆様‥‥数々の課題を乗り越え本回が無事に終了しましたことに心から感謝申し上げます。
 
文字は大切な自分の宝

日本書写書道検定委員会審査副部長
中里 久乃

第四十四回全国学生書写書道展に入賞された受賞者の皆さん、おめでとうございます。
今回は大会が開催されるにあたり、新型コロナウイルス感染症が予想以上に長期間になった為大きな影響を与え、残念ながら席書大会は中止となり公募のみとなりました。ご指導される先生方や練習に励む皆さんもいろいろと大変だったと思いますが、その中入賞された皆さんの作品は、一生懸命練習に励んだ努力の成果が伝わるすばらしい作品でした。また、海外四ヶ国からの出品もあり喜ばしく思います。
今回の中央審査は、いつもと違った型式でアプリを使ってのオンライン審査で行われました。一つ一つの作品を自分で細かな所までゆっくり何回でも見ることができました。今回は、幼児から小学生を担当させていただきました。
幼児、低学年は、課題の文字数に応じて文字の大きさ、形、筆圧、全体のバランスが重要となります。線が細い作品は印象が弱くなるので、しっかりとした筆圧で基本点画ができている作品が上位に上がってきました。仕上げの名前も配置に気をつけて書けている作品は立派でした。
高学年は、漢字も多くなり、一つ一つの文字の基本点画、中心の取り方、配列などの習熟度が重要となります。上位の作品は、漢字と仮名及び全体のバランスも良く筆使いも見事でした。
一点一画丁寧に書いてある作品は、何か伝わってくるものを感じます。
文字はこれから先もずっと必要な大切なものです。小さい頃からの練習の積み重ねで「正しく整った読みやすい文字」を身につけてください。そして身についた文字は自分の大切な宝になると思います。 また来年も、一歩前進したさらなる力作を楽しみにしています。
 

文部科学大臣賞


小川 美杜(埼玉) 坂戸市立大家小学校三年
 この度は「文部科学大じんしょう」というしょうをいただきありがとうございました。わたしは今回、じょうふくではじめて漢字を書きました。漢字の大きさを考えて書く事が思っていた以上にむずかしくて、ひらがなとのバランスや、すみのりょうの調せつなどを先生から細かく指どうしてもらいました。そのけっか、このようなす晴らしいしょうを、いただけて、とてもうれしかったです。教えてくれた先生や、いつも一しょに教室に通っている兄に、作品をほめられるようにこれからもがんばって練習して書きたいです。 本当にありがとうございました。

端 菜々美(兵庫) 神戸市立竹の台小学校四年
 この度は、「文部科学大臣賞」をいただき、ありがとうございます。 私は、四才からお母さんと一緒にお習字を始めました。 お母さんは半切の経験がないので、半切を書く時はお手本がありません。 いつも二人でどんな字にするか相談しながら「ここは、もう少し太いほうがいいかな」「ここはもう少し右上がりにしようか」と、色んな字を書いてみて、たくさん練習します。 多い日は、ご飯の時間以外、朝から晩までする事もあります。 今回の『世界の絆』は、私のいつもの力強い字とはちがって、全体的にやわらかさが出るように、起筆の角度に気をつけて書きました。 今まで色んな大会に出品してきましたが、初めて盾をいただいたのが全書会の書き初めてんでした。その時のうれしさは今でも忘れられません。 そんな全書会の大会で一番になる事ができて、本当にうれしいです。 選んでいただいた先生方、ありがとうございました。これからもがんばります。

石田 優奈(埼玉) 春日部市立宮川小学校五年
 この度は「文部科学大臣賞」という素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。 課題の「夏の大空」は、四文字それぞれが難しく、一文字ずつ何度も練習しました。さらに、四文字をバランスよく書くことは、もっと難しかったです。 今年は、新型コロナウイルスの影響で夏休みが短く、その分練習できる時間も少なくなってしまいました。あせりと不安と上手く書けない悔しさで泣きたくなることもありました。でも、あきらめずに書き続けたことと、家族の支え、書道教室の先生方のご指導があったおかげでこのような素晴らしい結果につながったのだと思います。特に、二人の姉は私の書いた作品を毎日見てくれて、アドバイスもくれました。厳しくも優しい姉たちに感謝の気持ちでいっぱいです。 これからも、支えてくれる方々への感謝の気持ちを忘れずに、さらに上を目指して努力をしていきたいと思います。

井上 愛実(埼玉) 春日部市立桜川小学校六年
 この度は、「文部科学大臣賞」という素晴らしい賞に選んでいただきありがとうございます。書道教室の先生から受賞したことを聞いた時は、とても嬉しくて、信じられませんでした。家族もとても喜んでくれました。 初めて条幅に挑戦し、不安もありましたが、大きな紙に書くのはとても楽しく、良い経験になりました。この課題は、「真夏」のバランスが難しく、特に「目」の幅や間かくをそろえるのに苦労しましたが、たくさん練習をしていくうちに段々とバランスがとれるようになりました。 最後まで全体のバランスにこだわり、納得のできた作品が、このような名誉ある賞に選んでいただいて、とても嬉しいです。いつも熱心に指導して下さる書道教室の先生方、応援してくれる家族や友達、審査をして下さった先生方に心から感謝の気持ちでいっぱいです。これからも目標に向かい、努力を続けていきたいです。

出口 結子(東京) 青梅市立第三中学校 二年
 この度は、「文部科学大臣賞」という大変名誉ある賞を頂き、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。まさか中学二年生でこのような素晴らしい賞を頂くことができるとは思いもしなかったので、先生から電話で受賞の知らせを聞いた時は驚きとともに嬉しさが込み上げてきました。 〝 120%自分で誇れる作品をつくる〟これが今回の私の目標でした。でも、塾や部活が忙しく書写書道の練習時間を思うように取る事が出来ませんでした。また、行書らしい優しい線、強弱を表現することや字の配置が難しく、なかなか納得出来る作品を書くことが出来ず、この課題が自分に向いているのか悩む時期もありました。それでも、自分で決めた目標を達成したいという気持ちが強く、最後の最後まで諦めずに作品仕上げをし納得の出来る作品が書けたと思います。 最後になりましたが、いつも私を支えてくれる先生や家族、切磋琢磨して練習に励んでくれる仲間達、審査をしてくださった大会関係者の方々、本当にありがとうございました。これからも感謝の気持ちを忘れずに努力していきたいと思います。

印南 遥(栃木) 作新学院高等学校三年
 この度は、「文部科学大臣賞」という大変名誉ある賞を戴き、本当にありがとうございました。 今回この作品を選んだのは、高校一年生の時に書いた、張端図の作品が心に残っており、高校最後の集大成にと、もう一度チャレンジしようと思ったからです。 コロナ禍の中、部活動で思うように練習出来ない日々が続きましたが、自宅と書道教室で、草書特有の動きをひたすら練習しました。 今年は多くの大会が中止となってしまいましたが、そのような中で、学生展を開催していただけたこと、心より感謝申し上げます。 私の書写書道の学び、経験に携わってくださった多くの先生方、切磋琢磨してきた仲間たち、そして、いつも私を支えてくれる家族に、大変感謝しております。 これからも、様々な作品に挑戦し続け、技術と教養を高めていきたいと思います。

盛田 結貴(東京) 白梅学園大学二年
 この度は、「文部科学大臣賞」という大変名誉ある賞をいただき、心より感謝申し上げます。小学生の頃から書写書道を継続して習い、ずっと目標にしていた賞でありました。受賞の知らせを聞いた時は驚きとともに嬉しい気持ちでいっぱいになりました。 今回は「伊都内親王願文」を臨書しました。初めて臨書の作品を仕上げたため、何も分からない中でのスタートで戸惑う場面も多くありましたが、先生の助言をもとに、字形や筆の運び方、流れなど雰囲気をつかむことを目的に特徴のある字の練習を行いました。そして、先輩方の作品を参考にしつつ、試行錯誤を重ね、作品を仕上げました。 このような賞をいただくことができたのは、先生方の丁寧なご指導、家族の支えがあったからだと深く感謝しております。これからも書写書道を継続して行い、自身の技術向上に努めて参りたいと思います。この度は、本当にありがとうございました。

特別名誉大賞


熊谷 香織(東京) 桐朋女子中学校三年
 この度は「特別名誉大賞」という大変素晴らしい賞をいただき、本当にありがとうございました。驚きと感謝の気持ちで一杯です。 今回書いた「不屈の精神」は長い時間をかけて仕上げました。一番画数の多い「精」という字が大きくなってしまうことが最大の課題でした。丁度良い大きさに書けても、他の字が上手くいかず、とても苦戦しました。そして低迷期が訪れ、心が折れかけた時もありました。それでも、先生方の熱心なご指導や仲間の存在が助けとなり、乗り越えることができました。 私は小学四年生から書写を習い始め、早くも六年目になります。中学最後という区切りの年にこの賞をいただけたこと、本当に嬉しく思っています。来年から高校生になることで大会の課題が書写から書道に変わり、新たな挑戦が始まります。少し不安もありますが、この賞を励みに一層努力していきたいと思います。 このような賞をいただけたのも、いつも時間を惜しまず丁寧にご指導くださる先生方、日々切磋琢磨できる仲間の存在、家族の支えがあったからだと、心から感謝しています。本当にありがとうございました。これからも高い目標を持って前に進んでいきます。

増田 愛(埼玉) 星野高等学校二年
 この度は「特別名誉大賞」という大変名誉ある賞を頂きまして、驚くとともに感謝の気持ちで胸が一杯になりました。 今回私の書いた「針切」は、線は細く非常に繊細ながら美しさを併せ持っています。他の仮名古筆とは少し違った作品への挑戦に少し戸惑いを感じましたが、その魅力を引き出せるよう日々練習を重ねました。思うように書けないことも多かったのですが、量を重ねるごとに筆の運びもスムーズになり、より作品と一体化出来たと感じています。 仮名古筆は中学生の時からここまで続けてきました。こうして形ある賞を受け取れた事は、私の中で大きな自信につながったと思います。 私がこの納得のいく作品を書き上げることができたのもご指導くださる先生方、共に切磋琢磨して練習に励んだ仲間やいつも応援してくれた家族の存在がありました。これからも変わらず練習に励んでゆこうと思います。

学年優勝杯


小峰 那津奈(東京) 氷川保育園年長
 この度は、「学年優勝杯」というすばらしい賞を受賞させていただきありがとうございます。 「つくし」が一番になったよと伝えたら、ちょっと恥ずかしそうに、やったーと喜んでいました。 今回、初めて半切にチャレンジしました。自分の背よりも大きい紙に太い筆で、書くことだけで大変だったと思いますが、それでも多い日は一日四~六時間練習した日もありました。 一緒に練習していたお姉さん、お兄さんたちが一生懸命練習しているところを見て、本人も頑張って書いていました。 ご指導下さった先生方、わかりやすく教えていただき、たくさん褒めていただき、本当にありがとうございました。(母)

堀澤 澄瑞(東京) 瑞穂町立瑞穂第三小学校一年
がくねんゆうしょうはいをいただきありがとうございます。せんせいに「すずちゃん、おめでとうございます。」といってもらえてうれしかったです。いっしょにならっているおねえちゃんもパパもママもよろこんでほめてくれました。 「てがみ」は“が”と“み”をはじめてかきました。“が”は ふとくかくことがむずかしかったです。“み”は まんなかに大きくかくことができなくて、なんかいもかきました。なつやすみに せんせいにおしえてもらいながらたくさんれんしゅうをして、すこしずつ上手にかけるようになりました。 これからもせんせいにおしえてもらいながら、いろいろな字にちょうせんして上手になりたいです。そしてまたしょうをもらえるようにがんばります。

石館 実子(東京) 中野区立桃花小学校二年
 このたびは、「学年ゆうしょうはい」をいただき、ありがとうございます。すばらしいしょうをいただけて、とてもうれしい気持ちでいっぱいです。 わたしは書どうが大すきです。その中でも、大きな紙に大きなふでで書くのは、はく力まんてんなので、とくに大すきです。 「やまびこ」は夏休みのとっくんで書きました。みじかいきかんに、しゅう中してかんせいさせるのは、少したいへんだったけれど、先生がちゅういじこうを分かりやすく教えてくれて、たくさんほめてくれるので、がんばれました。とっくんでは、お教室のなかまや自分が書いた作品をじっと見つめて、いいところや直せそうなところをさがしました。しっかりとふでをつかって、いきおい良く書いたり、きれいにとめたり、ちょっと反ったりすると美しくみえるのが分かりました。 これからは、かん字も少しずつ上手に書けるようにしたいです。 そして、心にひびくような作品が書けるように、もっともっとがんばります。 本当にありがとうございました。

角田 繭璃(山梨) 駿台甲府中学校一年
 この度は「学年優勝杯」という大変名誉ある賞を受賞させて頂き、喜びと感謝の気持ちで一杯です。 今年は新型コロナウイルス感染症の影響で休校や外出制限ばかりでなく、様々な大会の中止も相次ぎました。このような状況でも課題を頂けること、書道展を開催して頂けたことに感謝しながら取り組みました。 中学生になり、初めて行書に触れました。行書の筆使いは難しく、課題の「青雲の志」では、「の」という文字にとても苦戦しました。もちろん他の文字の起筆や収筆なども難しく、流れるように書けるまでたくさん練習しました。先生の助言により、行書をより深く学ぶ為、毛筆・硬筆書写技能検定にも挑戦し、合格もできました。 このような素晴らしい賞を頂けるのも、いつも熱心に指導してくださる先生のおかげです。行書の素晴らしさを知ることもできました。これからも日々努力していきます。

石川 千寛(埼玉) 大宮光陵高等学校一年
 この度は、学年優勝杯という大変名誉ある賞を頂き、喜びと感謝の気持ちで一杯です。 今回の課題では、草書にチャレンジし、文字全体の流れに特に注意を払いながら練習を重ねてきました。 リズム感良く、スピードを付けて書くことに意識をし、何度も何度も書いて体でリズムを覚えるようにしました。 納得できる字ではありませんでしたが、このような賞を頂き、今後の励みとなりました。また、草書をもっと学びたいと一層興味が湧いてきました。 今までは、お手本通りに書くことばかりを意識してきましたが、これからは文字の意味や、書の歴史などについても学びたいと思っております。 いつも丁寧にご指導してくださる先生、支えてくれる家族に感謝の気持ちを忘れず、この賞に恥じぬよう日々精進していきます。

松尾芭蕉記念賞


竹村 文希(群馬) 館林女子高等学校二年
 この度は「松尾芭蕉記念賞」という大変名誉ある賞を頂き、喜びと感謝の気持ちで胸が一杯です。 受賞のお知らせを聞いたときは、とても驚きました。 今回の作品を仕上げるにあたり、筆の運び方や文字の崩し方、墨の濃淡にとても苦戦しました。 今年は例年より大会の練習をする時間がそう多くはとれず限られた時間の中で集中し、作品全体の雰囲気を表現することを常に心掛けました。 時には自分の思うように書けず、不安になることもありましたが、いつも以上に積極的に先生からアドバイスを受け、練習を重ねていくうちにだんだん流れのある句を書けるようになりました。 今回の芭蕉の句でかなの奥深さや難しさを改めて痛感するとともに、これからもかなのおもしろさを発見していきたい所存です。 最後になりましたが、このような素晴らしい賞を頂くことができたのも、いつも最後の最後まで丁寧にご指導下さる先生、近くで支えてくれる家族のお陰だと感謝しています。

●入賞者数一覧

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●受賞記念品のご案内

受賞作品は、ご出品されたその時の大きな宝物です。 本コンクールでは、毛筆表装、特製アルバム、受賞者名簿、受賞証明書のほか、装い新たに「作品かけ」をご用意し受賞記念品として、すべての方にお申込みいただけるよう準備を整えております。 ご出品いただいた団体様宛に各自配布いただけるよう『個人成績通知』を送付させていただいております。通知の下段が『受賞記念品申込書』となっておりますので、ぜひお申込みください。